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鉄道模型とは

鉄道模型とは、鉄道車両・線路の模型の事です。しかし、プラモデルや置物等の走行させることができない模型は、鉄道模型とは区別されています。 一定の縮尺・軌間が定められており、その種類は様々ですが、基本的に、現代に近づくにつれそのサイズは小さくなってきています(技術が進歩した事により、小さな製品を作れる様になった為)。 欧米ではHOゲージが主流ですが、日本ではNゲージが最も普及しています。NゲージはHOゲージ等と比べると小型なので、走らせる場合にスペースをとらない為、住宅の狭い日本で主流になりました。 楽しみ方は多岐に渡り、線路を並べその上を走らせるだけに留まりません。鉄道を含む風景を制作するジオラマ、ミニチュアの鉄道システムを作り上げ走行させるレイアウト、車両を精密に作り上げたり既製品を改造する車両工作等、様々な楽しみ方があります。

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日本における鉄道模型の歴史

日本では、本物の鉄道よりも先に模型の鉄道が完成しました。1853年に、ロシアのプチャーチン(日露和親条約を締結した軍人)や1854年、アメリカのペリーが黒船で浦賀に来航した際に、幕府の役人の前で模型蒸気機関車の走行を実演したのがはじまりだといわれています。その後1855年、佐賀藩で田中久重、中村奇輔、石黒寛二らによって外国の文献を頼りに軌間130mmの蒸気機関車の雛型(模型)が製作されました。


また、同じ頃に長州藩の中島治平が長崎で購入したか、木戸孝允がパリで購入したと伝えられるナポレオン号が山口県立博物館に保存されています。加賀の大野弁吉(江戸時代の発明家)が製作した記録もあります。 やがて子供の科学(誠文堂新光社が出版している子供向け科学雑誌)で本間清人が50mmゲージを、科学画報(誠文堂新光社から刊行されていた月刊雑誌)で香西健が35mmゲージをそれぞれ提唱しました。 また、海外から1番、2番ゲージ等が輸入された事により、愛好家を中心に徐々に普及していきました。戦争のため一時中断しましたが、戦後は進駐軍向けのO(0番)ゲージやHOゲージの輸出が盛んになり、HOゲージの規格や部品を流用した16番ゲージが愛好者層を中心として普及しました。その後Nゲージが普及した事により愛好者層が拡大し、現在に至ります。


近年の鉄道模型事情

1970年代後半に社会現象にまでなった鉄道模型ブームが去ってから20年以上の時が経ち、それまで販売の中心だった百貨店等での取り扱いはどんどん減少しています。しかし、1990年代後半から、鉄道模型とは馴染みの無い家電系量販店と玩具系量販店がNゲージの取り扱いを始めた事により、模型専門店に来店しない人達にも鉄道模型が広まっています。 また、インターネットが普及し、店まで足を運ばなくてもインターネット通販を利用する事で簡単に商品を手に入れられるようになった事もプラスに作用しています。しかしその反面、限定商品や品不足となった希少商品は、ネットオークションでも取引されるようになり、投機的な取引が問題視されています。

電車


海外製の鉄道模型を手に入れるには?インターネットやアプリを活用

電車

新幹線

パソコンと電車

日本の鉄道システムや技術は世界一と言われていることから、鉄道模型ファンの多くは国内の鉄道に関心を持つ傾向があります。しかも、海外の鉄道について書かれている鉄道雑誌はありますが、その扱いはそれほど大きくはありません。しかし、中には日本国内だけでなく海外の鉄道に関心を持つ人もいます。まだまだマイナーな存在ですが、徐々にその数は増えているといわれています。海外の鉄道の魅力といえば、何といってもそのスケールの大きさです。

アメリカやヨーロッパなど、雄大な自然の中を走行する鉄道。その姿に日本の鉄道にはない魅力を感じる人が少なくありません。海外鉄道の魅力を身近で感じたいために、鉄道模型が欲しいと思う人もいます。ところで日本の鉄道模型といえばNゲージが主流ですが、海外ではHOゲージなどよりスケールの大きい模型が使われています。

実際に海外鉄道模型を手にするためにはどうすれば良いかというと、インターネットやアプリを活用する方法があります。日本国内には海外鉄道模型を専門に取り扱っているサイトがいくつか存在します。もちろん、メニューは日本語で書かれているので、比較的気軽に鉄道模型を入手することが可能です。初めて海外の鉄道模型を購入する場合、国内の販売業者から購入すると安心できます。

一方、海外の店舗から直接個人輸入する方法もあります。海外から直接取り寄せると、言葉の壁にぶつかるでしょう。インターネット経由なので、翻訳アプリを使えば言葉の問題はクリアできます。さらに、日本国内にある海外鉄道模型サイトの値段は比較的高めに設定されています。
海外から直接個人輸入すると送料などがかかりますが、それでも日本国内の業者よりは安くなっている商品は多いです。海外業者からの個人輸入は、どちらかといえば上級者向けの方法です。